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1999 年度 実績報告書

教師教育の視座に立つ子どもの社会化と教師の認知様式に関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09480034
研究機関神戸大学

研究代表者

浅田 匡  神戸大学, 発達科学部・附属人間科学研究センター, 助教授 (00184143)

研究分担者 蘭 千壽  防衛大学校, 教授 (90127960)
稲垣 成哲  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
キーワード子どもの社会化 / 教師教育 / 社会的構成主義 / 個と集団 / 学級適応 / 学習意欲 / 社会文化的アプローチ
研究概要

今年度は、最終年度であり研究成果報告書を作成した。
研究成果をまとめるために、各グループで研究打合わせ会議を行うとともに、補助的なデータ収集を行なった。具体的には、以下のような研究活動を行なった。
(1)稲垣グループは、授業における人間関係に着目した学習過程の分析をさらに進め、コンピュータを導入した授業における人間関係の変容と学習を分析している。
(2)蘭グループは、転校生の社会化の過程を中心に、実践者へのインタビューに基づく詳細な分析を行なった。その成果は、単行本としてもまとめられた。
(3)浅田グループは、学級への適応を子どもへの他者評価の認知という点から分析を行なった。また、子どもの人間関係と学習成果との関係を明らかにした。一方、教師教育の視座から、教師の授業予測に関する予備的研究を進めた。これらは一貫して子どもの人間関係が学習行動や学級への適応と関連していることを示した。
これらの成果発表として、浅田はヨーロッパ教育学会(EERA)にて発表を行なった。また、日本教育心理学会において、蘭・浅田が企画者となり「教師の発達とフィールド研究」および「学級集団指導論の展開」という2つの自主シンポジウムを開催し、研究成果を発表した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 浅田匡: "子どもの人間関係と学習成果との関係に関する予備的研究"日本教育心理学会第41回総会発表論文集. 541 (1999)

  • [文献書誌] 蘭千壽: "子どもの自己創出と<開かれた>学級"日本教育心理学会第41回総会発表論文集. 525 (1999)

  • [文献書誌] 高橋知己: "状況認知の変容に関する理論的考察-転校生マリコ(仮名)の場合-"日本教育心理学会第41回総会発表論文集. 622 (1999)

  • [文献書誌] 浅田匡: "意欲喚起に焦点化した教師の授業予測に関する実証研究"日本教育工学会第15回大会講演論文集. 281 (1999)

  • [文献書誌] 蘭千壽: "教育における「公」と「私」"防衛大学校(人文科学編). 80(印刷中).

  • [文献書誌] 蘭千壽: "変わる自己変わらない自己"金子書房. 178 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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