研究課題
日本の高等教育におけるメディア利用のインパクトと将来の発展可能性を、引き続き双方向遠隔学習のオープン・ラーニングの視点から、総合的にアセスメントする目的で、本年度は以下の研究結果を得た。(1) 外国動向調査班によると、とくに英国の事例を中心に調査したが、そこで大学学部及び大学院のレベルにおいては、マルチメディアを導入した教材開発、コース開発、チュートリアル開発が進められている。オープン。ユニバーシティを始め、イギリスの最新情報の収入を行った。(2) メディア技術の動向調査班からは、インターネットや衛星などの双方向メディアを有機的に結びつける技術の実験を調査し、完全にオンラインによる学位の取得コースが始められたアメリカ大学での教育応用の事例調査結果が報告された。(3) 高等教育機関訪問調査班では、とくに衛星を中心とした双方向授業の実際と問題点について調べたが、各大学等の利用促進に関わる組織的整備(物的、人的、組織的支援システム)が必要とされることが報告された。(4) オープン・ラーニング受容度調査班では、学部・大学院のコースに関する意識と受容度を調査し、その成果を国際遠隔開放教育報告会(中国・桂林1998)で共同発表を行った。
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