研究課題/領域番号 |
09480038
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 名古屋大学 (1999) メディア教育開発センター (1997-1998) |
研究代表者 |
池田 輝政 名古屋大学, 高等教育研究センター, 教授 (90117060)
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研究分担者 |
戸田山 和久 名古屋大学, 高等教育研究センター, 助教授 (90217513)
山田 文康 静岡大学, 情報学部, 教授 (40158217)
三尾 忠男 名古屋大学, メディア教育開発センター, 助教授 (20219596)
中井 俊樹 名古屋大学, 高等教育研究センター, 助手 (30303598)
近田 政博 名古屋大学, 高等教育研究センター, 講師 (80281062)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | オープンラーニング / オンライン教育 / 高等教育 |
研究概要 |
1,英国と米国とカナダを中心に海外の高等教育機関で著しい展開をみせているオープン・ラーニングのなかで、オンライン遠隔教育の動向を中心に調査を行った。なかでも米国はこの方面でも先陣をきっており、大学院レベルの教育分野においてオンライン遠隔教育の形態が発展してきており、企業や職業人を市場とした遠隔教育の将来性が広く有望視されている。 2,ラーニングテクノロジーを利用した企業内教育研修の実態について動向を調査した。その結果、世界的に見てもラーニングテクノロジーの利用実際はまだ低調であるが、企業規模でみると事業規模の大きな企業では小規模の企業よりはその利用状況は高い。このような企業規模による利用状況の格差は将来においても広がるであろうとみられている。国別比較では、日本は先進国のなかでも最も低調であると位置つけられている。 3,日本の遠隔教育は放送大学が専門の遠隔教育機関として独占的な存在であったが、徐々にではあるが既存の大学も遠隔教育の形態を付け加え展開してきている。しかしながら、日本の場合をみると、諸外国のように職業人をターゲットとした市場開拓と教育プログラム開発が極めて立ち遅れている。これからのラーニングテクノロジーはオンザジョブの教育研修の有力な手段として活用・発展いくことが確実視されていることを考えると、日本でもこの方面での重点的な開発・発展が急がれる。
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