研究課題/領域番号 |
09480044
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
|
研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
中野 重人 国立教育研究所, 教科教育研究部, 部長 (10040982)
|
研究分担者 |
吉田 孝 国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (90158452)
西野 真由美 国立教育研究所, 教科教育研究部, 主任研究官 (40218178)
有元 秀文 国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (40241228)
渡邉 寛治 国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (60096675)
工藤 文三 国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (30231096)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
キーワード | 教科構成 / 教科再編 / 教科統合 / 総合的学習 / 教育課程 / 教科教育 / 総合的学習の時間 / 横断的学習 |
研究概要 |
本研究は将来における小学校における教科の再編・統合のための基礎的な資料を得ることを目的としている。本研究では、現在の教育課程及び平成14年から実施される新教育課程及び将来における教科の再編・統合に関する教師の意識調査及び学校調査等を実施しその結果をもとに、将来の教科の再編・統合にむけた理論的考察を行った。調査は全国の小学校教師を無作為抽出し、質問紙を使って実施した。また比較のために同様の調査を中学校教師にも行った。研究の結果、次のような知見が得られた。 (1) 小学校・中学校とも多くの教師が現在の教育課程(教育内容や時間数)等に何らかの問題を感じており、次期の教育課程に期待している。とくに小学校では「総合的な学習の時間」への期待が高い。 (2) 小学校の教師の大半は、何らかの形で教科の再編・統合の必要性を感じている。また中学校の教師の約半数が教科の再編・統合の必要性を感じている。小学校と中学校の間の差異は、学級担任制と教科担任制の違いから生まれるものであると考えられる。 (3) 教科の再編の試みが研究開発学校等で行われているが、それらは次のような3つの方式分かれる。今後この三つの方式について綿密な検討が必要である。 ・現行の教科を基本にして統廃合する。 ・中心となる教科(例えば「総合的な学習」)のような教科を置く。 ・現行とは全く異なる考え方で教科を再編する。
|