| 研究課題/領域番号 |
09480068
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| 研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
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研究代表者 |
横矢 直和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
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| 研究分担者 |
清川 清 日本学術振興会, 特別研究員
山澤 一誠 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40283931)
岩佐 英彦 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (50263447)
竹村 治雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60263430)
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| キーワード | 複合現実感 / 実環境と仮想環境の融合 / 幾何学的整合性 / ステレオ視 / 運動視 / 3次元構造復元 / 仮想物体モデラ / ビデオシースルー複合現実 |
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| 研究概要 |
本年度は、以下の研究を実施した。
1. ステレオ視と運動視の統合
頭部搭載型画像表示装置(HMD)に取り付けた小型ステレオCCDカメラから入力されるステレオ動画像からシーンの3次元構造とカメラ(頭部)の動きを推定するために、時系列画像における対象の追跡とステレオ画像における対応づけを併用する手法を開発し、実験により推定精度の向上を確認した。
2. 3次元構造抽出の実時間処理
実環境と仮想環境を融合した複合現実環境を実現するために、仮想物体との奥行き隠蔽判定が必要となる実物体の奥行きを推定するための2つの手法を開発した。1つ目は対象を人間の手に限定し、2つ目は任意の物体を対象としたものである。グラフィックワークステーション上での実験により、前者については14ミリ秒/フレーム、後者については40ミリ秒/フレームでの処理が可能であることを確認し、実時間処理を実現した。
3. 実環境画像に対する仮想物体の合成
前年度に開発した仮想物体モデラと上記1、2の成果をもとに、ステレオ画像の任意の奥行き位置に隠蔽関係を保って仮想物体(CG画像)を合成する手法を開発した。また、実環境ステレオ画像からのマーカ追跡と実物体奥行き推定および仮想物体合成を統合して、スレテオビデオシースルー型複合現実感システムのプロトタイプを開発し、任意の実物体との奥行き判定を行なう場合において、10フレーム/秒の提示画像更新レートを達成し、同方式の実現可能性を示した。
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