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1997 年度 実績報告書

仮想空間構築における実動画像情報を用いたモデル自動生成の高品位実時間処理の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09480069
研究機関九州大学

研究代表者

谷口 倫一郎  九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 教授 (20136550)

研究分担者 鶴田 直之  九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助手 (60227478)
菅沼 明  九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (70235852)
鎌田 清一郎  九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (00204602)
吉田 紀彦  九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (00182775)
行場 次郎  九州大学, 文学部, 助教授 (50142899)
キーワード仮想空間 / モデル生成 / コンピュータビジョン / 動画像処理 / 複数視点 / 形状推定 / 動き推定
研究概要

本年度の主な研究成果は以下の通りである.
1.仮想空間と実空間の実時間融合の基本的枠組の構築
本研究では
「仮想空間内に提示するために必要な情報=事前情報+獲得情報」
という枠の中で,1.必要以上に情報獲得が難しくならない,2.手軽に事前情報を与えることができる,3.非剛体・多関節体(動物)を取り扱う,という視点からモデル生成の基本的な枠組みを検討した.この思想に基づき,ここでは,Analysis by synthesis法(Analysis by synthesis:パラメータに基づいてモデルを画像に写像し,その結果が入力画像に最も近くなるようにパラメータを修正する方式)に基づき,次の基本アルゴリズムを開発し,評価した.
・初期フレームにおける簡易3Dモデルと画像の位置・姿勢合せ
・剛体仮定の基での各部位の位置・姿勢の推定(剛体成分の抽出)
・上の結果をもとに各部位ごとの形状・関節パラメータの精密化(非剛体成分の抽出)
・各フレームで追跡+パラメータの精密化
2.並列分散環境における動画像処理の基本ツール開発
PCを高速ネットワークで接続した,PCクラスタ上で,動画像処理を効率に行うための基本ツール,特に,複数のカメラからの同期入力の方式について設計,試作を行った.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 米元聡他: "変形可能モデルを用いた3次元多関節物体の形状・姿勢パラメータ推定" 九州大学大学院システム情報科学研究科報告. 2・2. 253-258 (1997)

  • [文献書誌] 米元聡他: "変形可能モデルを用いた3次元多関節物体の形状・姿勢パラメータの推定" 電子情報通信学会技術報告. PRMU97-91. 141-148 (1997)

  • [文献書誌] 山田敏弘他: "多関節非剛体物体のモデル獲得-ダイナミックリンクを用いた特徴点追跡と部位パラメータの推定-" 第55回情報処理学会全国大会. II. 122-123 (1997)

  • [文献書誌] 米元聡他: "関節非剛体物体のモデル獲得-複数部位の時系列におけるパラメータ推定-" 第55回情報処理学会全国大会. II. 124-125 (1997)

  • [文献書誌] 一木篤史他: "多関節非剛体物体のモデル獲得-画像からのパラメータ推定機能を持った形状モデラ-" 第55回情報処理学会全国大会. II. 126-127 (1997)

  • [文献書誌] Yonemoto Satoshi,et al: "Shape and Pose Parameter Estimation of 3D Multi-part Objects" Proc.3rd Asian Conf.on Computer Vision. 2. 479-486 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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