研究分担者 |
日下部 茂 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (70234416)
菅沼 明 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (70235852)
鎌田 清一郎 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助教授 (00204602)
鶴田 直之 福岡大学, 工学部, 講師 (60227478)
有田 大作 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助手 (70304756)
|
研究概要 |
本研究の主な研究成果は以下の通りである. 1.仮想空間と実空間の実時間融合のプロトタイプシステムの開発 本研究では 「仮想空間内に提示するために必要な情報=事前情報+獲得情報」 という枠の中で,1.必要以上に情報獲得が難しくならない,2.手軽に事前情報を与えることができる,3.非剛体・多関節体(動物)を取り扱う,という視点らかモデル生成の基本的な枠組みを検討した.この思想に基づき,ここでは,Analysis by synthesis法(Analysis by synthesis:パラメータに基づいてモデルを画像に写像し,その結果が入力画像に最も近くなるようにパラメータを修正する方式)に基づき,以下のような基本アルゴリズムを開発し,評価した.なお,対象物を表現する幾何モデルとしては、「曲げ」や「先細り」を表現することが可能な変形可能超2次曲面(Deformable Super Quadrics;DSQ)を用いた。 ・初期3次元形状モデル獲得のための対象物モデル作成システム ・Analysis by synthesis法による多関節物体の追跡システム ・獲得した形状パラメータの視覚化とテクスチャマッピング 2.処理の高速化、高精度化に関する検討 1.で開発したアルゴリズムを更に改善するために、以下の点について研究を行った。 ・システムを線形化し、時・モデル空間勾配法により処理速度の高速化する手法を開発した。 ・多視点画像の中から、解析に最適な視点を選択する手法を開発した。
|