• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

エージェント指向に基づくやわらかいネットワークの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09480070
研究機関東北大学

研究代表者

白鳥 則郎  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60111316)

研究分担者 杉浦 茂樹  東北大学, 電気通信研究所, 助手 (90292292)
菅沼 拓夫  東北大学, 電気通信研究所, 助手 (70292290)
木下 哲男  東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (20282006)
キーワードエージェント / ネットワークアーキテクチャ / やわらかいシステム / 分散システム / プロトコル / 知識型システム
研究概要

平成9年度の研究で確立されたやわらかいネットワークの基盤技術(基本アーキテクチャ,設計方法論,基本機能設計等)をベースとして,知識工学技術とエージェント指向コンピューティング技術に基づくやわらかいネットワークの知識型設計技術を確立した.
1. やわらかいネットワークに要求される機能分析と詳細設計
やわらかいネットワークに要求される機能として,やわらかいネットワークサービス構成・再構成機能,やわらかいQoS制御機能,やわらかい利用者インターフェースを定義し,各機能の分析および詳細設計を与えた.また,これらを実現するためのエージェント間のやわらかい協調プロトコルの設計を行った.
2. やわらかいネットワークの設計支援機能および動作環境の詳細設計と部分試作
知識型設計法に基づき,やわらかいネットワークの設計支援機能および動作環境の詳細設計を行った.設計支援機能として,ネットワーク設計者の設計知識を保持したクラスエージェントを定義し,部分的に試作を行った.また動作環境として,ネットワークや計算機の資源を監視する常駐型のエージェント群を定義し,部分的に試作を行った.
これらのエージェント群をエージェントリポジトリおよびエージェントワークスペース上に配置し,動作実験を行うことで,1.にて述べたやわらかいネットワークに要求される機能が実現されていることを検証した.
3. やわらかいネットワークに基づく知識型分散アプリケーションの詳細設計と部分試作
知識型分散アプリケーションの例として,やわらかいビデオ会議システムを取り上げ,その詳細設計を行った.また2.にて試作した設計支援機能および動作環境を用い,ビデオ会議システムの部分的実装を行なった.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Shigeru Fujita: "Agent-Based Design Model of Adaptive Distributed Systems" Applied Intelligence. vol.9 no.1. 57-70 (1998)

  • [文献書誌] Chotipat Pornavalai: "Routing with Multiple QoS Requirements for Supporting Multimedia Applications" Telecommunication Systems. vol.9. 357-373 (1998)

  • [文献書誌] Chotipat Pornavalai: "QoS based Routing Algorithm in Intelligent Services Packet Networks" Journal of High Speed Networks. vol.7. 99-112 (1998)

  • [文献書誌] 橋本 浩二: "QoS保証を考慮したやわらかいマルチメディアシステム" 情報処理学会論文誌. vol.40 no.1. 113-123 (1998)

  • [文献書誌] Takuo Suganuma: "Flexible Videoconferencing System based on ADIPS Framework" Proc.of The Third Joint Conference on Knowledge-Based Software Engineering. 312-316 (1998)

  • [文献書誌] Jiro Sekiba: "Design and Implementation of Agent-Based Flexible Asynchronous Messaging System" Proc.of The 1998 International Conference on Parallel and Distributed Systems. 732-739 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi