研究概要 |
長時間トランザクションを処理するために、1)長時間トランザクション層、トランザクション層、アクション層から成る階層構造の導入2)各層にそれぞれの役割を担ったmanager,executor,actorというエージェントの配置という枠組みを提案した。長時間トランザクションはトランザクションの順序付き集合であると捉え、関連するが個々独立に実行可能な処理をトランザクションとし、トランザクションは複数の独立、また関連する単一処理から成るとし、これをアクションと定義して、3階層によるモデルを構成した。これら3階層には長時間トランザクション層にmanager、トランザクション層にはexecutor、アクション層にactorを配置する。managerはwork-flowを管理してトランザクションの効率的な実行を制御し、executorはtask-flowを管理してアクションの効率的な実行を制御する。基本的に、トランザクションは逐次実行され、work-flowはexecutor間の実行関係を表す。また、アクションは並行実行され、task-flowはactor間の制御関係を表す。 このような枠組みを想定し、実際に効率よく管理・制御すること必要で、以下の研究項目について検討した。1)manager,executor,actorの構造、機能2)manager,executor,actor間の通信形態3)managerが扱うwork-flowの表現構造4)executorが扱うtask-flowの表現構造
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