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1999 年度 実績報告書

強風が森林樹木に与える荷重の簡易推定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09480081
研究機関千葉大学

研究代表者

松岡 延浩  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (80212215)

研究分担者 松村 伸二  香川大学, 農学部, 助手 (60165868)
于 貴瑞  千葉大学, 園芸学部, 助教授 (60280921)
今 久  千葉大学, 園芸学部, 教授 (60153706)
鈴木 純  信州大学, 農学部, 助教授 (40262696)
キーワード強風災害 / 抵抗係数 / 粗度 / 葉面積指数 / 風倒 / 森林 / 農林災害
研究概要

研究代表者および分担者らは,強風による倒木発生の機構を解明するため,森林キャノピーの風に対する抵抗係数の測定を行ってきた(松岡他,1996;出羽化,1998)。ここで得られた算出法は,森林内部の風速を用いなければ抵抗係数を算出できない。過去に様々な樹種の森林上で風速の観測が行われているが,そこで得られた結果には,主として粗度と地面修正量,樹高,葉面積指数といった森林の特徴量が記述されている。本研究では,それらの特徴量から抵抗係数を推定する方法を検討した。観測によって得られた抵抗係数と,森林の特徴量から計算した抵抗計数の推定値の関係を検討した結果,両者はほぼ一致した。
新たに提案した森林の,特徴量から得られた の値は理論上1.08であり,苫小牧,伊那,Bordenのデータから計算されたαの推定値は,順に,0.77,1.19,1.02あったので,その平均値0.99をαの値とした。この値を用いて,推定式で粗度を広葉樹0.6m,針葉樹1.7mと仮定し,代表的な森林の低抗係数を算出した。これらの値より,植生図などを用いて,地域の森林の抵抗係数分布図を作成することが可能である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 出羽秀章,松岡延浩,鈴木純,今久,松村伸二: "森林の風に対する抵抗係数について"関東の農業気象. 第25号. 37-38 (1999)

  • [文献書誌] 松岡延浩,出羽秀章,今久,鈴木純,松村伸二: "樹種による風に対する抵抗係数の差異"第18回日本自然災害学会講演会講演概要集. 139-140 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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