研究課題/領域番号 |
09480108
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
遠山 潤志 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50023718)
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研究分担者 |
吉田 善章 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80182765)
小川 雄一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90144170)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | 球状トカマク / プラズマガン / 高ベータ / 電流駆動 / 不純物 / 同軸ガン |
研究概要 |
マーシャルガンによるプラズマ入射 球状トカマクではアスペクト比を小さくする必要があるため、オーミックコイルの磁束(ボルトセカンド)を大きくとることができない。TST-Mのオーミックコイルの供給できるボルトセカンドは現在の電源と組み合わせて約25mVsである。プラズマの点火に消費されるボルトセカンド消費をおさえることは、限られたボルトセカンドで効率良くプラズマを加熱するのに重用である。このため、マーシャルガンによるプラズマ入射による初期プラズマの生成を試みた。マーシャルガンの動作原理はまず、同軸状の2つの電極の間に電圧を印加しプラズマを生成する。この緒果、外側電極→プラズマ→内側電極の方向に電流がが流れる。このとき、プラズマを流れる電流と内側の電極を流れる電流がつくる磁場によって、プラズマにローレンツ力が働きプラズマが打ち出される。プラズマ点火に要する時間が短縮され(0.8ms→0.5ms)、最大プラズマ電流も増加している(8kA→14kA)。オーミックコイルとインダクションコイルの各々の点火までのボルトセカンド消費は各々、12mVs→3mVs,17mVs→12mVsに節約されており、マーシャルガンによるプラズマ入射の効果が確認された。
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