研究概要 |
この1年間で具体的に予想される結果及び効果(平成9年度) 1)連続した空隙を有する複合材料の構造と製造法を明らかにした。 骨材を砕石,結合材を特殊混合材を混合したセメントペーストとして,連続した空隙を有するセメントコンクリート系の複合材料の作成法を明らかにした。 2)連続した空隙を有する複合材料の化学的・機械的性質の一部を明らかにした。 化学的性質としては遊離石灰の溶出とその防止法を,機械的性質としては圧縮強度をはじめ,各種強度の改善方法を検討している。 3)当複合材料への各種海洋生物の付着性状 連続した空隙を有するセメントコンクリート系の各種配合とした複合材料(径15×30cm円柱共試体100本)を沿岸域の海水中に沈漬しそれらに付着する各種海洋生物を調査中である。 4)当複合材料による水質浄化能 連続した空隙を有するセメントコンクリート系の複合材料に付着する,主として細菌類による水質浄化能を普通コンクリートと比較して検討するよう計画している。
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