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1998 年度 実績報告書

血小板放出(PPF)因子の同定と血小板産生の分子機序

研究課題

研究課題/領域番号 09480200
研究機関理化学研究所

研究代表者

戸所 一雄  理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 副主任研究員 (80172170)

研究分担者 永田 由香  理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 協力研究員 (40281620)
小谷 秀示  理化学研究所, 分子細胞生物学研究室, 基礎科学特別研究員 (60281622)
キーワード血小板 / 巨核球
研究概要

血小板放出(PPF形成)にはTPOを始め既存のサイトカインは関与しておらず、PPF形成のメカニズムに関しては不明なことが多い。そこでマウスのPPFアッセイ系を確立しPPF形成を促進する外来因子の存在の可能性を調べた。また胎児肝細胞やES細胞からも巨核球は産生可能でありPPT形成もできることが判明した。私達は既にPPT形成を促進する因子が血小板減少症(ITPやAA)患者血しょうに存在することを見い出しているが阻害因子も存在する。従って、血しょう中からPPF因子を精製するのは困難と考えた。そこで、特定細胞の上清に患者血しょう成分と同じ分子量分画にPPF形成を促進する活性を見い出したので、現在この因子の同定を種々のクロマトグラフィーを使って精製しクローニングを試みている。血小板産生には初期にはIL3、SCFが作用し、TPOによって巨核球の産生と成熟が促進され、最後にPPF形成に未同定の因子が作用して血小板産生が制御されていると考えられた。さらにNFE2ノックアウトマウスよりNFE2の下流で作用する新規因子を同定し、PPF形成における役割を解析した。また特定のチロシンキナーゼがPPF形成に関与しており、アクチンやチューブリンの重合シグナルに関与していることが判明した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 永田由香ら: "Requirement of activation of JNK and p38 for environmental stress-induced differentiation and of inaothieform of ERIC for apoptosis" BLOOD. (印刷中). (1999)

  • [文献書誌] 浜崎洋子ら: "Tec is involved in G probein coupled-reaptor-and integrin-mediated signdsing in human blood platclets" Encogene. 16. 2773-2779 (1998)

  • [文献書誌] 長田 雅樹ら: "Immature megakanyo agles undugo apoptosis in the absem of thaombopoietin" Experimental Heuratology. 27. 131-138 (1999)

  • [文献書誌] 永田由香ら: "巨核球の多倍体化を捉えた" 蛋白質核酸酵素. 42. 1388-1388 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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