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1997 年度 実績報告書

リニアモータ式人工心臓のシステム研究

研究課題

研究課題/領域番号 09490015
研究機関信州大学

研究代表者

山田 一  信州大学, 工学部, 教授 (70020972)

研究分担者 松浦 雄一郎  広島大学, 医学部, 教授 (80190403)
水野 勉  信州大学, 工学部, 助手 (90283233)
脇若 弘之  信州大学, 工学部, 助教授 (50240461)
キーワード人工心臓 / リニアモータ / リニアパルスモータ / リニアセンサ / 磁気抵抗素子 / リニア人工心臓
研究概要

1.リニアモータの設計・試作
この人工心臓のキ-コンポーネントであるリニアモータ(LPM-98-1)が神鋼電機との共同研究によって昨年末やっと試作完了した。このリニアモータは可動子,固定子ともパーメンジュールで構成されており,かつ小型リニアセンサが装着可能な構造とした。このリニアセンサを利用したフィードバック制御によって,広い拍動数範囲において高推力を発生できるユニークなリニアモータとした。
2.リニアセンサの試作
一辺の大きさが3mm×40μmの磁気抵抗素子を用いた小型リニアセンサを三協精機との共同研究に基づいて完成させた。この基礎特性は,すでに終了し、リニアモータへの組立段階に入っている。
リニアサーボモータの組立
上記のリニアモータにリニアセンサを組み込んだリニアサーボモータを3月中に完成させ,モック試験への移行を計画中である。
4.研究論文
本研究の基盤となる“フィードバックをもつリニアパルスモータの動特性解析"を日本AEM学会へ投稿中である。
5.動物実験
広島大学医学部第一外科では,本人工心臓が完成次第,その移植が可能な準備段階にある。
総じて,リニアモータの試作が約3ヶ月遅延したが,全計画は順調に進行中である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 水野 勉・山田一 ほか: "完全人工心臓に用いる新しいリニアアクチュエータの提案" 第9回「電磁力関連のダイナミックス」シンポジウム. 245-248 (1997)

  • [文献書誌] 渡部誠一・山田一 ほか: "リニアモータ式人工心臓を植え込んだKunikoIII" 薬理と臨床. 7・8. 73-76 (1997)

  • [文献書誌] 和泉義人・山田一 ほか: "リニアパルスモータの動推力特性の改善" 第21回 日本応用磁気学会学術講演会概要集. 488 (1997)

  • [文献書誌] 小林学・山田一 ほか: "電磁駆動式血液循環器調査専門委員会終了報告(2)" 電気学会リニアドライブ研究会資料、LD-97-83. 7-12 (1997)

  • [文献書誌] T.Mizono, et al.: "Use of an improred linear motor-driven total artificial heart in on acute animal experiment" Heart Replacement-Artificial Heart. 6. 21-25 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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