研究課題/領域番号 |
09551009
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
柴山 守 大阪市立大学, 学術情報総合センター, 教授 (10162645)
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研究分担者 |
星野 聰 京都大学, 名誉教授 (90025867)
桶谷 猪久夫 大阪国際女子大学, 人間科学部, 教授 (90169269)
川口 洋 帝塚山大学, 経済学部, 助教授 (80224749)
塚田 孝 大阪市立大学, 文学部, 助教授 (60126125)
栄原 永遠男 大阪市立大学, 文学部, 教授 (80102979)
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キーワード | 史料データベース / SGML / XML / 全文検索 / マイクロフィルム検索 / 外字 / 異体字検索 / 古文書認識 / 沖縄歴史情報 |
研究概要 |
本研究による平成10年度の主な研究実績の概要は、つぎのとおりである。 (1) 史料群の電子化・データベース化-研究目的で列挙した諸史料のうち「歴代宝案」第一集に対するテキスト補訂の完了、琉球産業制度史料のデータベース化、及びテキスト校正を進めた。 また、平成9年度に進めた大阪市史から変体かなを多量に含む近世文書「御触文書」のテキスト入力を引き続き行って、全体の約1/8について完了した。本テキストのSGML/XML化を行い、全文検索エンジンOpenText V5.1を用いてWWW版検索システムのプロトタイプを実現した。 (2) マイクロフィルムの提供・デジタル化方式-目録情報とコマのデータベース改良及びコマ連続の検索機能を付加し、インターネットにより琉球関連史料(建仁寺、以酊庵史料、我部コレクション)をウインドウズ95環境で検索できるシステムを開発した。 (3) 文字セットに関する研究-ネットワーク上で異体字・外字を排除したテキスト構成法(環東シナ海史料)と研究者固有の利用環境における異体字・正字を含む検索機能(歴代宝案)の開発を進めた。また、外字記号対照一覧表の整備(歴代宝案、中琉関係档案史料)を進めた。 (4) 古文書認識に関する基礎的研究-2値化レベルを自動的に制御する方式により、文字セグメンテーションの実験を行った。また、各種の切出し方式について、比較検討した。
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