研究課題/領域番号 |
09551012
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研究機関 | 名古屋学院大学 |
研究代表者 |
増田 喜治 名古屋学院大学, 経済学部, 助教授 (90173757)
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研究分担者 |
城 哲哉 名古屋学院大学, 経済学部, 助教授 (20187595)
山本 親 名古屋学院大学, 経済学部, 教授 (40125109)
清水 克正 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (10083792)
今村 薫 名古屋学院大学, 経済学部, 講師 (40288444)
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キーワード | 2次元動画像解析 / 音声分析 / 軌跡 / 速度 / アップビート / 頭と手の動き / ダウンビート |
研究概要 |
計測機器にilinkを採用し、デジタル情報を直接パソコンにインプットすることにより、データ収集の効率が上がった。また、5.2GBのDVD-RAMを記憶媒体として採用したことにより、画像データの大量保存が可能となった。 実験に関して、カラオケならびに日本語を媒体とした知的障害者への言語療法と音楽療法が、施設のクライアントを中心として継続された。とくに、重度の知的障害者における発話と手の運動に飛躍的な進歩が確認された。 聴覚障害を持つ中高生に対して音声英語の訓練が行われ、彼らの身体運動と発話のデータが収集された。手も運動を伴った発話は、プロソディを明瞭にすることが確認された。健常者の実験では、英語を手の運動を伴った場合とそうでない場合とに分けてデータの収集が行われた。日本語のリズムパターンが、英語発話と手の動きに強く影響を与えていることが観察された。 身体運動と発話のデータは、知的障害者、聴覚障害者と健常者の3種類に分類されている。膨大なデータを分析するのには、人間の経験や直観のみだけではなく、マシンラーニングのようなシステムによりパターン認識を簡素化する必要がある。 したがって、客観的なデータ分析を行うプログラムの作成が大きな課題として残っているので、現時点での成果公表は見合わせる必要がある。
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