研究課題/領域番号 |
09552003
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村松 岐夫 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80025147)
|
研究分担者 |
鳥居 高 明治大学, 商学部, 専任講師 (70298040)
大西 裕 大阪市立大学, 法学部, 助教授 (90254375)
片山 裕 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (10144403)
玉田 芳史 京都大学, 東南アジア研究センター, 助教授 (90197567)
秋月 謙吾 京都大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (60243002)
|
キーワード | 発展途上国 / 住民登録 / 地方行政 / 資源動員 / 官僚制 / 近代化 / アジア |
研究概要 |
本研究は、それぞれの担当の研究成果を本プロジェクトの目的に合致するように補完するための調査活動をするとともに成果の普及のための活動を行った。 第一に、本研究分担者による共通の情報交換を平成9年8月、平成10年1月、同3月に行った。第1回会合においては、本プロジェクトにおける方法・方針等を確認すると同時に、基本的な意見交換を行い、第2回においては、永井史男によるタイ国住民登録制度に関する報告を行うと同時に、JICA専門研究員の武田長久氏を招聘し、インドネシアの地方行政制度に関する報告をもとに現実との接点を検討した。また、第3回会合においては、台湾大学の許介麟教授を招聘し、台湾と日本の住民登録に関する問題点の指摘を受けると共に、サンタマリア・マシュウがフィリピン、そして木村幹が日本統治期の朝鮮半島における各々住民登録に関する研究報告を行い、分担相互の情報交換に努めた。 また、各研究分担者は、各自の研究分野において、現地及びその他各国の研究者との間で研究レビューを行った。村松は7月・アメリカ、8月・韓国、片山は1月・インドネシア及びオーストラリア、永井は1〜2月・タイ、秋月は2月・香港、鳥居は3月・マレーシアにてこれを行っている。また、木村は研究分野の性格上、国内での追加的資料収集及び他研究者との意見交換のため、1月に東京にて調査を行っている。 これらの研究成果に基づいて、以下の各所で、共通の研究以外の場所で講演・報告が行われている。村松はJICA主催の「途上国と分権化」シンポジウムにて、講演・報告を行い、片山・玉田・鳥居は、2月・京都大学東南アジア研究センターにて、「東南アジアにおける地域行政の比較」に関して、フィリピン・タイ・マレーシアに関する報告を行っている。
|