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1998 年度 実績報告書

超流動ヘリウム3薄膜の新しい研究手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09554017
研究機関東京大学

研究代表者

河野 公俊  東京大学, 物性研究所, 助教授 (30153480)

研究分担者 白濱 圭也  東京大学, 物性研究所, 助手 (70251486)
キーワードヘリウム3 / 超流動 / インターディジタル電極 / 第3音波 / 量子液体
研究概要

電子線描画装置を用いて、インターディジタル(櫛型)電極を作成し、第3音波検出器とした。超流動ヘリウム3薄膜上での第3音波検出の実験を行うことができた。ヘリウム4での予備的な実験では以前にフランスのグループで行われたものと同等の感度を得ることができた。
その結果を踏まえて、超流動ヘリウム3薄膜での第3音波探索に着手した。10kHz程度の周波数領域で、〜10μm波長の第3音波を探索したが、まだ検出には至っていない。しかし、超流動転移と思われる、流動性の急激な回復を見出し、フィルムフローがおきていることが明らかになった。
今後、櫛型電極の形状を変更し、ヘルム-ホルツ共鳴器に相当するものを作り、ヘリウム3薄膜の超流動特性を明らかにして行く予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yu.P.Monarkha: "Wigner Solid Dynamics on Normal and Superfluid ^3He" Physica B. 249-251. 636-639 (1998)

  • [文献書誌] O.I.Kirichek: "Plasma Resonance of the Wigner Solid on the Free Surface of Normal and Superfluid ^3He" J.Low Temp.Phys.113. 1103-1108 (1998)

  • [文献書誌] H.Kawashima: "Fluctuation Properties of Third Sound Transmission in Random Media" Physica B. (to appear).

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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