• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

ヒドラを用いたバイオアッセイ法による細胞成長因子定量システムの自動化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09555123
研究機関富山大学

研究代表者

佐々木 和男  富山大学, 工学部, 教授 (60042826)

研究分担者 斎藤 建夫  (株)バイオメディカルサイエンス, 技術部長
塚田 章  富山大学, 工学部, 助手 (40236849)
川原田 淳  富山大学, 工学部, 助教授 (80195164)
花井 一光  京都府立医科大学, 物理学教室, 教授 (40108642)
キーワードヒドラ / バイオアッセイ / 細胞成長因子 / 画像処理
研究概要

平成10年度の研究における研究実績は以下のとおりである。
1.強い触手球形成応答を示すヒドラの刺激法及び培養法の改善:グルタチオンを与える際に、ヒドラに振動刺激を与えると触手球形成応答が増強される。そこで、振動刺激の振動数を変化させ、対照のヒドラ画像と成長因子存在下の画像を最も良く識別する周波数を画像の特徴毎に調べた。その結果、面積では31Hz、周囲長、2次重心モーメント及び外接円の直径では29Hz、円形度と凹凸率では27Hz、輪郭線のフラクタル次元では30Hzであることが明らかになった。2.触手長判定プログラムの作成:これまでヒドラの2値化画像より面積、周囲長、円形度、凹凸率、2次重心モーメント、フラクタル次元及び外接円の直径等を特徴量として算出し、これら特徴量により識別率を求めてきたが、触手長だけを体部から切り出しその長さを特徴量として用いる方法につき検討した。まず、ヒドラの2値画像からスケルトン画像を求め、さらに体部だけを得るため距離変換画像を計算し、スケルトン画像から距離変換画像を差し引くことにより触手長を計算できるようにした。この触手長を用いると、分離率が93.2%に上昇することが明らかになった。3.チャンバー自動切替えシステムの構築:実体顕微鏡のスキャンニングステージ位置をコンピュータ制御し、各チャンバーの位置決めを行うとともに、各チャンバー内の任意の位置に存在するヒドラを取り込み画像のほぼ中心にくるようスキャンニングステージを制御することで処理範囲を絞るプログラムを開発中である。

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi