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1997 年度 実績報告書

実時間全方位ステレオ画像撮像システムの試作

研究課題

研究課題/領域番号 09555127
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

横矢 直和  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)

研究分担者 荒木 昭一  松下電器産業(株), 研究本部中央研究所, 研究員
栄藤 稔  松下電器産業(株), 研究本部中央研究所, 主任研究員
山澤 一誠  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40283931)
岩佐 英彦  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (50263447)
竹村 治雄  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60263430)
キーワード全方位ステレオ画像センサ / テレプレゼンス / 仮想現実 / コンピュータビジョン / 実時間処理
研究概要

本年度は、以下の研究を実施した。
1.全方位ステレオ画像センサの設計・試作
2つの異なる回転2葉双曲面を結合した鉛直下向きのミラーとその真下に鉛直上向きに設置したCCDカメラからなる全方位ステレオ画像センサを設計・試作し、試作装置を用いた撮像実験を行なった。この結果、1台のカメラで全方位ステレオ画像のビデオレート撮像ができるという優れた特徴をもっている反面、通常の室内環境のような照明条件下では画像内の全点での合焦が難しいという問題点も明らかになった。画像全面での合焦は次年度以降の課題である。
2.全方位画像からのパノラマ画像及び任意視点画像の実時間生成
全方位画像センサHyperOmni Visionで取得した全方位ビデオストリームからシーンの円筒面への中心投影像である全周パノラマ画像と平面への透視投影画像を生成するアルゴリズムを開発し、透視投影画像生成に関しては、ソフトウェアによる座標計算とワークステーションのグラフィックスアクセラレータを用いた画像変形(イメージワ-ピング)を組み合わせることにより実時間処理が可能であることを明らかにした。また、画像変形における計算時間の計測と生成画像の幾何学的歪みに関する主観評価実験を通して、画像生成における最適な格子数を明らかにした。これによって、全方位画像からの視線追従型画像生成による実時間テレプレゼンスシステム構築の基礎を確立した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 尾上 良雄: "全方位画像センサを用いた実時間テレプレゼンスと画像表示遅延に関する実験的評価" 情報処理学会研究報告(情処研報). 97・79. 49-54 (1997)

  • [文献書誌] 川西 隆仁: "六角錐ミラーを用いた全方位ステレオ画像センサによる高解像度ステレオパノラマ画像の作成" 電子情報通信学会技術研究報告(信学技報). 97・324. 51-58 (1997)

  • [文献書誌] 山澤 一誠: "全方位画像からの視線追従型実時間画像生成によるテレプレゼンス" 電子情報通信学会論文誌(D-II). J81-D-II・5. (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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