研究課題/領域番号 |
09555181
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
松尾 陽 明治大学, 理工学部, 教授 (00010778)
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研究分担者 |
永田 明寛 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (60228020)
加治屋 亮一 明治大学, 理工学部, 講師 (60062014)
岩本 静男 神奈川大学, 工学部, 助教授 (20213316)
倉渕 隆 東京理科大学, 工学部, 助教授 (70178094)
坂本 雄三 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (30114490)
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キーワード | 気流・温熱環境解析 / 汎用コード / 乱流モデル / カーテシアン座標系 / 一般座標系 / SIMPLE法 / 圧力境界条件 / 模型実験・実測 |
研究概要 |
室内気流・温熱環境解析のための汎用コード開発にむけて、座標系(カーテシアン座標系)・共通配列名・配列の次元(1次元配列)等について検討・選択し、以下の項目について、数値実験を行い、典型的な流れの計算モデルの数値シミュレーション結果やフィールド実測・模型実験結果との比較検討を行った。 1.乱流モデル:k-εモデル,低Re数型乱流モデル,DSM,ASM,LESなど各種モデルを建物内外の気流・温度分布の数値シミュレーションに適用して、適正なモデルを選択し、改良を加え、渦粘性補正k-εモデルなどについて検討している。 2.計算格子:カーテシアン座標系を使用し、スタガード、レギュラー、およびスタガード、レギュラー併用の解適合性の検討を行い、かつ一般座標系への拡張性・適用について検討を行っている。 3.数値解法:模型実験・実測を主軸に使用し、他の定常解法・非定常解法についても数値実験・検討を行った。 4.境界条件:圧力境界条件について、他(香月型、オイラー型)の流出境界条件と比較し、SIMPLE法における適正の可否の検討を行い、主に圧力型を使用する。MICCG法の周期境界条件の室内気流への適用に関する検討を行った。 5.差分スキーム:各種差分スキームについて、数値実験間、実測、模型実験結果と比較検討を行っている。 6.模型実験・実測:大空間屋内運動場(ドーム)内の温熱環境の実測、建物模型を用いた通風時建物内外の気流性状に関する風洞実験・実測、アクリル製室内模型を用いた強制対流・自然対流場の可視化実験・実測。
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