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1998 年度 実績報告書

水素侵食を予知する高温型水素検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09555219
研究機関大阪府立大学

研究代表者

山川 宏二  大阪府立大学, 工学部, 教授 (00026189)

研究分担者 篠原 孝順  東洋エンジニアリング(株), 研究所長
西村 六郎  大阪府立大学, 工学部, 助教授 (90110634)
キーワード水素侵食 / 鉄鋼材料 / 高温型水素検出器
研究概要

昨年度はプロトン導電性個体電解質(5mol%Yb_2O_3-SrCeO_3)を材料中を透過する水素の検出器として、実プラントに装着し、これが長期間作動することがわかった。そこで、今年度は以下の検討を行った。
(1) 実プラントのデータ整理:実プラントで得られた水素含有量を実験室ですでに求めていた同じ材料の水素拡散係数の温度依存性、ホール電流等を考慮して解析し、解析値を修正Nelson線図に点描した結果、実プラントの水素含有量は水素浸食を起こす量ではないことを明らかにした。
(2) 種々の材料の基礎データ:実プラントでは種々の組成を有する材料が使用されているため、それらの材料の基礎データ(水素拡散係数、水素透過電流、最適水素引き抜き電位等)を前もって知る必要がある。そこで、モリブデン量及びクロム量の関数として、基礎データを求めた。これにより、水素検出器の実プラントへの適用範囲が広くなった。
(3) 実プラントへの装着:昨年度とは別の会社のアンモニアプラントに水素検出器を装着し、同水素検出器の信頼性・適用性の確認を試みている。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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