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1999 年度 実績報告書

水素侵食を予知する高温型水素検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09555219
研究機関大阪府立大学

研究代表者

西村 六郎  大阪府立大学, 工学部, 助教授 (90110634)

研究分担者 篠原 孝順  東洋エンジニアリング株式会社, 技術研究所, 研究所長
キーワード水素侵食 / 鉄鋼材料 / 高温型水素検出器
研究概要

セラミックセンサーとして、水素イオンのみを透過する固体電解質(SrCeO_3)を用いて、実プラントヘの長期間連続測定、水素検出器としての測定条件、材料組織と水素透過挙動との関係等を調ベ、以下のことが明らかとなった。
(1)実プラントに本センサーを取り付けて長期間測定を試みた結果、2000時間以上にわたり安定に測定できることが分かった。そして、実プラントで測定した水素透過電流値から、その材料が水素侵食に対して安全域かあるいは危険域にあるかを解析した。
(2)本センサーは材料の金属組織、炭化物の大きさ・分布の変化に対応して、透過水素量を測定できることが分かった。
(3)材料の結晶粒成長が進行している場合には結晶粒の大きさが透過水素量を支配し、結晶粒が進行していない場合には析出炭化物の大きさと分布が支配していることが分かった。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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