研究課題/領域番号 |
09555247
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
触媒・化学プロセス
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
松方 正彦 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (00219411)
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研究分担者 |
板橋 慶治 東ソー株式会社, 南陽研究所, 主任研究員
野村 幹弘 早稲田大学, 理工学部, 助手 (50308194)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | ゼオライト膜 / MFIゼオライト / 炭化水素分離 / 種結晶 / エージング / BEAゼオライト / 水蒸気処理法 / シリカ / アルミナ比 |
研究概要 |
MFIゼオライトメンブレンのαアルミナ多孔質体薄版ディスク上への製膜を、VPT法を用いて検討した。また、これらを用いて、単成分ガスおよび多成分混合ガスの透過試験を行った。多成分混合ガス分離においては、nブタンとiブタンの分離について300-375Kにて検討した。その結果、分離係数は非常に高いものとなり、製膜条件の検討の結果、ブタンの異性体分離が可能なMFI膜を確実に製膜可能な条件を見出した。 また、o-/m-/p-キシレンの分離についても303Kにて検討を行った。これらのうち、単一成分においては、p-キシレンは最も透過性の高いものである。p-キシレン/m-キシレン混合物、およびp-/m-/o-キシレン混合物の分離においては、いずれの場合も初期段階ではp-キシレン透過選択性が高い値を示した。一方で経時とともに、p-キシレンの透過は低下し、試験後期においてはついに他のキシレンよりも透過性が低下した。これは、m-キシレンのMFIゼオライト中への吸着が起こることで、p-キシレンの透過を阻害したものと考えられる。
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