• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 研究成果報告書概要

船殻構造における高次振動の伝搬に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09555308
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 船舶工学
研究機関九州大学

研究代表者

香川 洸二  九州大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00253500)

研究分担者 豊田 和隆  九州大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10274507)
前田 正広  九州大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70173713)
安澤 幸隆  九州大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10191123)
西野 宏  三菱重工業株式会社, 長崎研究所, 主任研究員
藤田 一誠  三菱重工業株式会社, 長崎研究所, 主務研究員
研究期間 (年度) 1997 – 1999
キーワード防撓板構造 / 船殻構造最適設計 / 舶用機関 / 軸振動 / 船体高次振動 / 接水振動 / 寄与度解析 / 達成振動
研究概要

船殻構造は防撓薄板からなる複合構造物である。このため,推進機関等から発生する周波数10〜100ヘルツの振動エネルギーが船体全体に容易に伝搬し,多数の接水構造部材に対して疲労亀裂発生の原因となっている。また,居住区においても有害な振動・騒音発生の原因となっている。本研究では,防振最適構造設計実現の基礎研究として,この振動数領域における振動の防撓薄板構造内の伝搬と局部振動の発生の関係を調査すると共に防振設計指針を明らかにした。まず,初年度には,薄板構造振動伝搬解析法の基礎研究として,起振源から振動発生点までの振動に寄与する各種要因の特性解析に関する理論調査と数値解析を行った。次に,第2年度には,舶用主機・軸系の振動特性とその励振作用について数値解析と実験との比較検討を行った。さらに,最終年度には,主機関から機関室への振動伝搬特性,振動伝播を防止する防撓板構造の最適設計およびタンク接水振動について数値解析と実験を実施した。これら一連の研究により,下記に示す結果を得ることができた。
1.船体構造部材振動に対する主機・軸系の励振特性解析にハイブリッドサブストラクチャー法および振動インテンシティ法を適用し,励振特性に関する寄与度が明らかになった。
2.防撓板構造特性の制御と最適設計に対して,実用的な多段階最適化手法を提案した。
3.薄板タンク接水振動における隣接構造材および液体影響を明らかにした。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 水早純: "船体/主機連成振動応答解析法の研究"日本造船学会論文集. 184号. 397-404 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 朴成鉉: "多段階最適化手法による防撓板構造物の振動特性の最適変更法に関する研究"日本造船学会論文集. 186号. 431-444 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 〓城勇: "接水タンク構造の呼吸モードと動的流体圧分布について"西部造船会々報. 99号. 211-223 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] MIZUHARA, Jun: "Study on Dynamic Interaction between Ship Hull and Main Engine Structure"Journal of the Society of Naval Architects of Japan. No. 184. 397-404 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] PARK, Sung Hyeon: "Study on the Optimum Modification Method of Vibration Characteristics of Stiffened Plate Structures by Multi-level Optimization"Journal of the Society of Naval Architects of Japan. No. 186. 431-444 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] BAE, Sung Yong: "Breath Mode and Pressure Distribution in Fluid-Structure coupled Vibration"Trans. of the West-Japan Society of Naval Architects. No. 99. 211-223 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 2001-10-23  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi