研究課題/領域番号 |
09556043
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福代 康夫 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 助教授 (10165318)
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研究分担者 |
緒方 武比古 北里大学, 水産学部, 助教授 (00104521)
松岡 數充 長崎大学, 水産学部, 教授 (00047416)
古谷 研 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30143548)
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キーワード | 有害プランクトン / 赤潮プランクトン / 海産プランクトン / 渦鞭毛藻 / 赤潮 / 貝毒 / シスト / 貝類毒化 |
研究概要 |
研究組織による合議の過程で、有害プランクトン約200種の分類のためには、それらに随伴して発生する種類や、形態を必ず比較しなければならない分類学的近縁類似種など約600種以上の渦鞭毛藻の画像及び生理生態と生活史に関する情報が必要不可欠であるとの意見が出され、当初計画を拡大して、種数200を大きく上回る約600種の画像等の情報を含むデータベースを作成することが決められた。そこで、福代と松岡が保有するプランクトンとシストの写真の他、研究組織が保有する世界各地のプランクトン試料を用いて新たに多数の写真を撮影すること、及びプランクトンとシストの写真を保有している研究者に呼びかけて提供を依頼することとなった。2月末現在で約400種について写真を撮影収集することができたが、これらを研究費の設備備品費で購入したフィルムスキャナーを用いてパーソナルコンピューターに取り込み、データーべ一スとして保存した。また、データーべ一スに取り入れるシストの写真は撮影が終わり、パーソナルコンピューターに現在取り込み中である。この他、生理生態や毒性に関するデータベースは約2000件の文献の抽出が終わり、現在個々の有害プランクトン種との関連づけを行っている。これらの作業を基として作成されたデータベースの公開は、写真の公開を先行させて本年度末迄に行い、明年度以降は写真情報の種類数を増やすことと文献情報を併記することを中心に行う。なお、本研究ではこれらの写真は研究費で購入したソフトウエアーPhotoshopを利用して整理し、ネットワーク通信で公開することを想定しているが、近年のカラー印刷機の普及に鑑み、印刷物としても利用できるような明瞭さをもった写真をデータベースに保存するように務めた。
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