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1997 年度 実績報告書

パラレルマニュピレータを装着した自律走行除草ロボットの試作研究

研究課題

研究課題/領域番号 09556053
研究機関東京大学

研究代表者

鳥居 徹  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (60172227)

研究分担者 喜多 毅  ヤンマー農機(株), 中央研究所, 部長(研究職)
内山 勝  東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30125504)
岡本 嗣男  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40031215)
米川 智司  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (70191658)
キーワードパラレルマニュピレータ / 自律走行 / 画像処理
研究概要

本年度は、除草用パラレルマニュピレータの試作ならびに圃場における自律走行車の誘導制御を行った。
1)除草用マニュピレータ
マニュピレータとして、東北大学、モンペリエ大学、豊田工機が開発したHEXAロボットの試作を行った。マニュピレータは6自由度のパラレル式で、2対のDCサーボ-モーターが120°おきにベ一スプレートに配置する構造である。モータコントローラとして、DAコンバータとパルスカウンタボードをパソコンに装着したものを用い、モータコントローラとパソコンヘの入力変換として中継ボックスならびにRS422信号をTTLレベルに変換するラインレシ-バボックスの製作を行った。制御として、原点復帰動作、トラベリングプレートの上下動動作、同回転動作を行わせるプログラミングを行い、動作試験を行った。
2)自律走行車
本研究は画像処理により自己位置を同定し、走行制御を行った。画像処理による方法の利点は、装置のコストが他の方法に比べて安価であること、車両前方の何らかの障害物等の検知が可能であるなどの利点がある。本研究では自律走行トラクタ(生研機構所有)の前方にカメラを搭載して、得られた画像情報をもとに車両の走行制御を試みた。画像処理には約0.5秒要した。画像処理の精度は、位置誤差の標準偏差1.0cm、角度誤差の標準偏差0.2°であった。実験は、幅約0.5mのコマツナ畑をまたいで走行する場合と幅1.5mの畦間走行する場合を行った。車両は0.25m/sで走行させた。実験結果では、いずれの場合も軌跡のずれは2cm以内に収束し、良好な制御結果が得られた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鳥居、岡本、高見沢、鹿沼: "画像処理による作物列検出および自己位置同定(第2報)" 農業機械学会誌. 59・5. 37-44 (1997)

  • [文献書誌] TORU TORII: "Image-guided agricultural mobile robot" Proceedings of BIO-ROBOTICS97. 39-44 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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