研究課題/領域番号 |
09556056
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
長野 敏英 東京農業大学, 農学部, 教授 (10012006)
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研究分担者 |
大橋 真 パスコ株式会社, システム技術課, 課長
高倉 直 長崎大学, 環境科学部, 教授 (50011929)
山路 永司 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (10143405)
石田 朋靖 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (00159740)
吉野 邦彦 筑波大学, 社会工学系, 講師 (60182804)
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キーワード | 地球環境のモニタリング / キャノピ-生理特性 / スペクトルメータシステム / 空中写真撮影システム / 植生図 / ステレオ写真 / 樹高推定 |
研究概要 |
地球環境のモニタリングは種々の形で進められている。マクロな調査としては衛星リモートセンシング画像解析が多くの研究者によって、また、ミクロ的なフィールド調査としては熱帯林、あるいは砂漠での環境モニタリングが精力的に行われている。しかし、これらマクロおよびミクロ的研究の結びつきは必ずしも有機的に行われているとは言いがたい。衛星データによる面としての研究、地上部における気象観測・生態調査のような点としての研究、これら両者の研究を結びつける必要がある。そこで本研究では、係留気球を用いた、多段型リモートセンシングシステムを開発することを目的として研究を、以下の結果が得られた。 1)植生図の作成:15m3の係留気球に、リモートセンシングにより空中写真撮影可能な写真撮影システムを作成した。このシステムを用い、熱帯湿地林で空中写真撮影を行い、植生図作成を行った。 2)生態系のバイオマスの推定:気球から撮影したステレオ空中写真を用いて、地表面の凹凸情報を解析し、生態系内の各樹高を求め、その生態系のバイオマスを推定する解析用アルゴリズムの開発を行った。本システムを用いて、樹高24m平均の自然林における、各樹木の高さの推定を行った。その結果、2〜2.5mの誤差で各樹高が推定できることが明らかになった。 3)キャノピ-生理特性の推定:スペクトルメータシステムの開発を行った。測定波長域としては500nm〜1、000nm、測定周期2〜3ns、測定視野300mで直径30mのスポットを持ち、気球に掲載可能なシステムの開発を行った。
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