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1997 年度 実績報告書

高分解能小型生体磁場計による生体信号解析の実用化、臨床応用に向けての研究

研究課題

研究課題/領域番号 09557057
研究種目

基盤研究(B)

研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

金桶 吉起  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助教授 (20280589)

研究分担者 井口 弘和  豊田中央研究所, 機械2部, 主任
古池 保雄  名古屋大学, 医療技術短期大学部, 教授 (30161839)
中 大輔  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (80290914)
小山 幸子  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (40270483)
柿木 隆介  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (10145196)
キーワード磁場計測 / ヒト / 脳 / 筋 / 末梢神経 / 臨床応用
研究概要

本年度は、予備実験用にデータ収集および解析用のコンピューターおよびオシロスコープの設置を行った.これらにより高分解能小型生体磁場計の基本的性能評価を行った.当初100pT以上の60Hzノイズが記録されたが,電源の変更,バイアス電流用ケーブルのシールド化により200fT以下に軽減することができた.各チャンネルのノイズレベルは,15Hzと1kHz付近にelbow pointを持ち1kHz以上では50fT/〓Hz以下になりSQUID由来の本来のノイズレベルに達した.ただ1チャンネルのみ他のチャンネルより10倍以上のノイズがあるため,センサーの取り替えを予定している.シールド室の性能は満足のいくレベルに達していた.200Hzでのノイズレベルは100fT/〓Hz,2kHzでは50fT/〓Hz程度であり,筋磁図,末梢神経の滑梢神経の活動電位磁場のような速い周波数成分を持つ磁場計測には有効であると考えられた.実際,手指の末梢神経活動は2,000回の加算平均で得ることができた.また随意収縮時の手指筋活動は直接記録することができた.今後この結果をもとに脳,末梢神経,筋の誘発および自発活動を測定することができるように解析ソフトを開発する予定である.また動物実験を通してどの程度の磁場変化が末梢神経や筋の単一繊維から見込まれるか検討を進める.このための実験設備は現在機器選定,購入を終わり設置に向けて作業中である.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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