研究課題/領域番号 |
09557106
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
島崎 靖久 山形大学, 医学部, 教授 (60116043)
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研究分担者 |
倉岡 節夫 山形大学, 医学部, 助手 (70231298)
乾 清重 山形大学, 医学部, 助手 (70250941)
渡辺 隆夫 山形大学, 医学部, 助教授 (60138922)
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キーワード | 心筋梗塞 / 骨格筋細胞移植 / metalloproteinase |
研究概要 |
平成9年度は遺伝子導入ラット心筋芽細胞の作成と心筋梗塞モデル作成を中心に研究を行った。 1、凍結瘢痕化心モデル、心筋梗塞瘢痕化モデルの作成及び組織線維化の評価 250gのSD系ラットを左開胸で凍結処理と冠動脈結紮の2つの方法により瘢痕を作成し健常部分と病巣部での組織線維化状況を調べた。 2、移植ラット心筋芽細胞の健常部での生着状況検討 ラットH9C2細胞を培養し瘢痕組織に注入し細胞の生着を確認するとともに、現在注入量及び注入部位での刺入間隔についての至適条件を検討している。 3、導入DNA構築 CMV enhancer,beta actin promotorを有するmammarian expression vectorにcloningされた完全長human matrix metalloproteinase(MMP-1)cDNAのゲノムDNAを組み込み導入NAの構築を行った。 4、遺伝子導入ラット心筋芽細胞の作成 構築した上記DNAをelectroporation法にてラット心筋芽細胞に導入した。 5、in vitroでの遺伝子導入骨格筋細胞の生化学的、免疫学的検討 metalloproteinase遺伝子導入ラット心筋芽細胞に蛍光(FITC)標識コラーゲンを加え培養し、metalloproteinase遺伝子導入に伴う細胞の機能変化について検討中であるが、機能発現期間が短いため導入方法につき再度検討を行っている。
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