1、 凍結瘢痕化心モデル、心筋梗塞瘢痕化モデルの作成及び組織線維化の評価 250gのSD系ラットを気管内挿管下に左開胸し、凍結処置により瘢痕を作成、あるいは左冠動脈前下降枝結紮により梗塞巣を作成する。健常部分と病巣部で、光学顕微鏡を用いて形態学的診断を行い組織線維化・瘢痕化状況を調べた。 2、 細胞移植の細胞注入条件の検討 ラット心筋芽細胞の筋層内注入量、浮遊細胞密度の至適条件について検討した。また免疫抑制剤非投与下での細胞生着期間について検討を加えた。 3、 遺伝子導入ラット心筋芽細胞の作成 GFPを組み込んだplasmidをgene gunを用いて核内に打ち込みGFP発現ラット心筋芽細胞を作成した。 4、 遺伝子導入ラット心筋芽細胞の生着確認 上記GFP発現ラット心筋芽細胞の心筋内での生着を確認した。 5、 ラット心筋芽細胞の心筋内注入による心室performanceの変化 遺伝子導入細胞移植による心筋遺伝子治療のcontrolデータ収集のため、ラット心筋芽細胞を心筋内に注入し、注入群と非注入群で左室収縮能の差異を検討した。
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