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1997 年度 実績報告書

コンピュータネットワークと双方向プラウザJavaによる遠隔実験システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09557144
研究機関新潟大学

研究代表者

山田 好秋  新潟大学, 歯学部, 教授 (80115089)

研究分担者 森本 俊文  大阪大学, 歯学部, 教授 (20028731)
宮島 裕  株式会社ヒューテック, 開発部, 部長(研究職)
木竜 徹  新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80115021)
キーワードインターネット / 動物実験 / LabVIEW / Java / 遠隔実験
研究概要

本研究は動物を使った慢性実験において、「データの収集および実験機器の操作を学内LANを利用して遠隔操作できるシステム」の構築を目的として企画された。
初年度はデータ収集用パソコンと解析用サーバシステムによるclosedなネットワークシステムを構築し、動物実験から得られたデータの送受信を実現することを中心に研究を進めた。具体的には、山田が担当して動物実験室のビデオカメラ・生体信号記録装置をパソコンと接続し、これらのデータをLAN接続によりサーバシステムに転送する作業を行った。宮村はアナログデータの解析ソフトをLAN環境で使うための検討を行い、ナショナル・インスツルメンツ社が開発し、工学の分野でデファクト・スタンダードになっているLabVIEWをベースに開発することを提案し、開発に取り組んでいる。初期の計画通り、初年度はJavaを使わずアプリケーションソフト(LapLink)によるデータ転送を試みた。その結果、アナログデータの転送はバイナリーデータで実行した場合には十分な速度で実行できた。しかし、実験室のパソコンの画面をそのまま転送した場合、現状のLAN環境では同じセグメント内でかつラインを占有できる場合には実験叶であるが、現実には転送速度が追いつかないことが予想された。
上記の計画を持って木竜はボストン大学のDr.DeLucaを訪れ、研究計画のレビューを依頼した。そこでの議論では、インターネット環境で共同研究を進めるには,大量の生理データをセキュリティを確保しながら取り扱える仕組みが必要であるとの結論を得た。今後、インターネット環境で次第にコンポーネント化されつつあるJavaやActiveXへの対応を早急に進める予定である.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Y.Miyaoka et al.: "Risponses of parabrachial nucleus neurons to chemical stimulation of pasterior tongue in chorda tympani-sectioned rats" Neuroscience Research. 28. 201-207 (1997)

  • [文献書誌] Y.Miyaoka et al.: "Vagal control of pharyngeal constrictor activity in rabbits" Dysphagia. 12. 39-42 (1997)

  • [文献書誌] Y.Miyaoka et al.: "Rfesponses of neurons in the parabrachial region of the rat to electric stimulation of the superior laryngeal nerve and chemical stimulation of the larynx" Barin Research Balletin. 45(1). 95-100 (1998)

  • [文献書誌] 〓島 弘之 他: "エックス線テレビによる9ヶ月乳児の嚥下動態の観察" 摂食・嚥下リハ学会雑誌. 1. 33-44 (1997)

  • [文献書誌] 田中 澄江 他: "自律顎運動シミュレータJSN/1Xの開閉口運動における外側翼突筋と側頭筋アクチュエータの強調動作" 信学技報. MBE97-119. 59-66 (1997)

  • [文献書誌] 池津 正人 他: "自律顎運動シミュレータJSN/1Dにおける開閉口運動の適応制御機構" 信学技報. MBE97-7. 45-52 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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