研究課題/領域番号 |
09557144
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山田 好秋 新潟大学, 歯学部, 教授 (80115089)
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研究分担者 |
林 豊彦 新潟大学, 工学部, 教授 (40126446)
木竜 徹 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80115021)
森本 俊文 大阪大学, 歯学部, 教授 (20028731)
山村 健介 新潟大学, 歯学部, 助手 (90272822)
宮島 裕 株式会社ヒューテック, 開発部, 部長(研究職)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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キーワード | コンピュータネットワーク / Java / 遠隔実験 / 動物実験 / 生理学 |
研究概要 |
マルチメディアをキーワードとして学内LANの整備が進んでいる。学内LANはさらに全国・全世界にネットワークされ、共同研究を進める上で地理的な制約を排除できる゜すばらしい環境を与えてくれる。特に最近では専門分野を越えた学際的な研究が必要となってきており、ネットワークの利用は急速に拡大すると予想される。インターネットの利用方法は、電子メールや電子ニュースに代表される文字ベースの情報交換から、WWWに代表される画像や音の情報まで取り扱うブラウザが一般的になってきた。また、数年前までは音や動画を扱ってはいてもそこには時間的な要素はなく、時系列データを実時間では取り扱えない状況、すなわちサーバーの情報をクライアントから引き出すだけの一方的ブラウザであった。しかし、最近ではネット電話などの時系列データを実時間で取り扱うブラウザも出現してきた。 初期の目的は学内に敷設されたコンピュータネットワークに慢性実験系を接続し、遠隔地から刺激のパラメータの設定や導出されたデータの収集を行うためのソフトウエアを開発することにあった。具体的には、1)稼働中の慢性動物実験系から得られる生体信号と、動物のbehaviorをテレビカメラで記録したビデオ信号とを学内LANに接続し、2)学内LANに接続されるワークステーション上にこれらのデータを実時間で表示し、3)これらの端末からデータ収集や刺激パラメータの設定を遠隔操作でき、かつ、4)生体信号を実時間でデジタル処理し、その結果を即座に検索・表示できるようなソフトウエアを、コンピュータネットワークで使用可能な双方向ブラウザソフトJavaで開発することであった。3年の研究を経て、生理学的実験を全て実時間処理するにはデータの転送速度やコンピュータの処理能力が不足しているが、遠隔実験は可能であり、その利便性が確認できた点で研究の目的は達成できたと結論できる。
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