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1999 年度 実績報告書

ベンゾフェナンスリジン化合物を先導とする抗腫瘍性化合物の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09557199
研究機関金沢大学

研究代表者

花岡 美代次  金沢大学, 薬学部, 教授 (80028844)

研究分担者 浴本 久雄  日本化薬, 制癌剤創薬部門, 主任研究員
片岡 治  金沢大学, 薬学部, 助手 (40303292)
向 智里  金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (70143914)
キーワードベンゾフェナンスリジン / プロトベルベリン / ニチジン / 海洋産アルカロイド / 抗腫瘍性化合物 / 交叉耐性
研究概要

1.先に開発した生合成経路によるプロトベルベリンからエナミド体を経由するペンゾフェナンスリジンへの変換合成法を再検討し、収率の芳しくないエナミド体形成を経ず、より簡便で短工程のエナミン体を経由する新しい変換合成法を開発した。本法は先の方法に比べてより生合成に近似した効率よい合成法であり、本法を活用してペンゾフェナンスリジンアルカロイドのケレリスリン及び二チジンを対応するプロトベルベリンから合成した。
2.アミノエチル側鎖を持つキノリン体と有機スズ化合物とのパラジウム触媒を用いたカップリング反応を経由してピリドアクリジン骨格を有する海洋産アルカロイドのシストジチンJ及びジプラミンを合成した。
3.これまで合成したペンゾフェナンスリジン体並びに関連化合物について各種ヒト培養がん細胞に対する増殖阻害作用を試験した。シスプラチンやエトポシドより強い阻害作用を示すと共に、シスプラチンなどに交叉耐性を示すヒトがん細胞に対しても殆ど交叉耐性を示さない化合物を見出すことができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Miyoji Hanaoka: "Convenient Synthesis of 2,3,9,10-Tetraoxygenated Protoberberine Alkaloids and Their 13-Methyl Alkaloids"Chem. Pharm. Bull.. 48・3. 399-404 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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