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1998 年度 実績報告書

ネットワークを利用した環境データ収集・提供システムの構築とその教育利用

研究課題

研究課題/領域番号 09558006
研究機関鹿児島大学

研究代表者

三仲 啓  鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20136831)

研究分担者 園屋 高志  鹿児島大学, 教育学部, 教授 (30016696)
キーワードパソコン通信 / インターネット / データベース / 環境データの連続測定 / 教材データの提供 / インタラクティブなシステム / 自動通信 / CatRace
研究概要

本計画は,鹿児島県下の数校で気温を連続測定し,それをパソコン通信により自動収集し,さらにインターネットで自動提供するというCatRace計画の継続である。1996年4月から鹿児島大学教育学部と鹿児島県下の協力校で測定した気温データをホームページ(http://www-rk.edu.kagoshima-u.ac.jp/catrace/)で公開しており,その教育利用も広がりを見せ始めた。
今年度の研究計画もほぼ予定通りに進捗し,以下の2点では顕著な進歩があった。
(1) データベースシステムによる多様なデータの提供
昨年度に導入したデータサーバを,ハードディスクのRAID化やバックアップ装置の導入などによりハード面から補強するとともに,利用者がインターネットを介してデータベースのデータを選択・処理できるシステムを構築した。特に,毎日更新される最近10日間の気温のグラフがCatRaceホームページのタイトルとして表示される外,利用者が指定した期間・測定地のデータを様々な平均処理をして,その場でグラフ表示することができるようになった。
昨年度にはJavaアプレットでグラフを表示するシステムを開発したが,今回はサーバー側でデータ処理を行いグラフを作成するので,利用者側のコンピュータの性能やブラウザの種類に依存せず,処理速度も速い。
(2) 測定地およびデータの種類の追加
1998年度には協力校の都合により1校は中止,2校が新たに本計画に参加した。すでにデータベース化が行われていたので,測定地の変更は容易に行えた。
また,同年9月からは教育学部の気圧データもデータベースに追加し,ホームページでの提供を開始した。データベース化のおかげで,システムにはほとんど手を加えることなく気温以外のデータも提供できることが確認できた。
これらの経験から,本計画をさらに拡大する展望も得られた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 三仲 啓: "教育用気温連続測定・自動送信システムの構築ーCatRace計画の概要ー" 鹿児島大学教育学部教育実践研究紀要. 6巻. 113-121 (1996)

  • [文献書誌] 三仲 啓: "教育用気温連続測定・自動送信システムの構築(II)ーCatRaceデータ処理システムとデータの検討ー" 鹿児島大学教育学部教育研究紀要 教育科学編. 48巻. 13-27 (1997)

  • [文献書誌] 三仲 啓: "環境データの教育用データベースシステムーCatRaceシステムのデータベース化とグラフの提供ー" 鹿児島大学教育学部教育実践研究紀要. 8巻. 103-112 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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