研究分担者 |
一色 健司 高知女子大学, 家政学部, 助教授 (80193457)
伊藤 眞人 創価大学, 工学部, 助教授 (10159915)
吉田 弘 広島大学, 理学部, 助手 (60222395)
吉村 忠与志 福井工業高等専門学校, 工業化学科, 助教授 (60042991)
時田 澄男 埼玉大学, 工学部, 教授 (20008866)
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研究概要 |
1.基本仕様の策定のために全員の会議を行い,マスターファイルの形式としてSGML(標準汎用マークアップ言語)を用いることに決定した.SGML文書を処理するシステムにつき種々検討の結果,FUJI XEPROX社のDocuPlantおよびDocutailorを導入した. 2.SGML文書の処理のために必要となるDTD(文書型定義)については,学術情報センターによって作成され公開されている「学術論文DTDの公開要素集合」の提供を受け、それを今回研究対象としている論文誌(The Journal of Chemical Software)に適用するために必要な修正を加えることで対応した.さらに,最近のインターネットの発達に伴って新たに必要となった,電子メールアドレスおよびWWWサイトへのリンクアドレスを記述するためのタグの追加を行った. 2.審査システムについては公開査読方式の意義と問題点を,査読制度の役割と関連付けて検討し,その結果を第20回情報化学討論会において発表した(伊藤眞人,インターネット環境下での学術論文の公表システム-特に査読制度の役割と方式について,第20回情報化学討論会講演要旨集,21IP14). 3.オンライン出版システムについては,従来より行っているHTML方式による提供を合理化するために,SGML文書から自動的にHTML文書を作成するプログラムの開発を行い,基本的機能を持ったプロトタイプ版を作成した.また,HTML方式による配布では,オンラインによる直接の講読には適しているが,印刷出力するには必ずしも適さないため,印刷出力に適したPDF(Portable Document Format)形式による配布を平行して行う事にした. 4.SGML文書からTeXによる印刷体出版のための原版作成システム,および投稿者によるワープロ原稿からのSGML文書作成システムに関しては,自動変換プログラムについて検討を行っている.
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