研究課題/領域番号 |
09558007
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研究機関 | 姫路工業大学 |
研究代表者 |
中野 英彦 姫路工業大学, 工学部, 教授 (20047608)
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研究分担者 |
一色 健司 高知女子大学, 生活科学部, 助教授 (80193457)
吉田 弘 広島大学, 理学部, 助手 (60222395)
吉村 忠与志 福井工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (60042991)
中田 吉郎 群馬大学, 工学部, 教授 (10008188)
時田 澄男 埼玉大学, 工学部, 教授 (20008866)
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キーワード | インターネット / 学術雑誌 / 電子出版 / SGML / HTML / TeX |
研究概要 |
昨年度の実績報告著に記載したように、昨年度においてはFUJI XEROX社より購入したSGML(評準汎用マークアップ言語)文書処理システムを用いて、学術雑誌(Journal of Chemical Software)の原稿を処理した後、インターネットによってオンライン公開するためのSGMLからHTML文書に変換するプログラム、およびTeXにより印刷体の組版を作成するためのSGMLからTeXへの変換プログラムのプロトタイプ版を作成した。本年度の研究においては以下の成果をあげた。 1. 1998年に発行された第4巻の全4号のうち、第2号より一部の原稿について上記開発システムを印刷のための組版作成作業に実際に適用を開始し、第3号以後については全部の原稿について適用を行なった。その適用過程での問題点を解消するために、以下の各項目においてシステムの改良を行なった。 2. 学術情報センターより提供されたDTD(文書型定義)について、昨年度実績報告書に記載した追加点に加えて、文書中に直接TeXの書式で数式を記述できるようにタグの追加を行なった。 3. SGML文書よりHTML文書およびTeX文書への変換プログラムへ改良を加え、特殊な表や図形の処理をのぞいてほぼ自動的に変換が可能となり、従来の手作業によるHTML文書作成と、著者からのワープロ文書の複写による印刷に比べて作業の合理化と印刷品質の向上が達成された。 4. 著者の作成したワープロ原稿からSGML文書に変換するプログラムについては、全員の打ち合わせ会議において、MS-Wordのスタイルシ一ト機能を利用する事が現実的であるとの結論を得、当該論文誌のスタイルシ一トの作成および作成されたワープロ文書からSGMLへの変換プログラムについて開発中である。
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