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1997 年度 実績報告書

問題解決方略をコンピュータに教えて学ぶグループ学習を支援するシステム

研究課題

研究課題/領域番号 09558019
研究機関東京理科大学

研究代表者

伊藤 紘二  東京理科大学, 基礎工学部・電子応用工学科, 教授 (20013683)

研究分担者 伊丹 誠  東京理科大学, 基礎工学部・電子応用工学科, 講師 (70212983)
キーワード学習支援環境 / 分散オブジェクトシステム / MIP / JAVA / 共有ホワイトボード / FAQシステム / 履歴管理 / ネゴシエーション
研究概要

本年度は、研究計画に基づきシステムを実現するための基盤となるソフトウェアの開発を行った。我々はすでにMIP(Media Interface Prolog)と呼ばれる分散オブジェクト指向の学習支援環境開発システムの基礎を構築しており、その考え方に基づいてさらに拡張を行うことによって本システムのコアを作成した。
具体的には、ユーザインターフェースの作成、通信プログラムの作成、知識ベース処理部の作成等を行った。これらの構成要素は当初は個別に構成されたが、現在はそれらをまとめて具体的なシステムを実現する検討を行っている。また、近年のインターネットの爆発的な普及を考慮し、インターネットへの対応も可能なように、オブジェクト指向言語JAVAも開発言語として取り入れ、プラットホームに依存せずインターネットへの拡張も容易なシステムの実現を行っている。
具体的なシステムのインプリメンテーションとしては、分散した学習者が議論できるための共有ホワイトボードの作成、学習者が過去の議論の結果やその他の情報を容易に検索できるようなFAQシステムの構築を行った。
現在これらのシステムに付いて、インターネット経由でのテストおよびデバッグを行っており、信頼性の向上を図っている。現在インターネット接続された複数台のワークステーション間で学習者同士が議論を行えるようなシステムのプロトタイプが構築されており、基本的なテキストベースでの議論がGUI経由で行え、議論の取りまとめや、過去の履歴の管理等を行うことができる。
今後はグラフィック、映像、音声などを使用できるようにシステムを拡張し、具体的な学習者を対象としたテストを行っていく計画である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 松下淳二, 他: "問題解決支援システム開発環境の試作について" 電子情報通信学会技術報告. ET-97-2. 9-16 (1997)

  • [文献書誌] A.Ando, et.al: "Shared Croation and Use of Media Date Bases with Shared Knosledge-Based Indices-An Intelligent Media System-" Proc.of 8th International PEG Conference. 238-245 (1997)

  • [文献書誌] K.Itoh, et.al: "Objed-Oriented Architecture for Evolutional Developemont of Interactive Learning Environment with Coached Problem Solving" Proc.of AIED 97 World Conference. 592-594 (1997)

  • [文献書誌] 下村武史, 他: "やり直し機構と問題型による問題解決支援システム" 教育工学学協会第5回全国大会講演論文集. K3A31a3. 327-330 (1997)

  • [文献書誌] 五十嵐晃, 他: "FAQ作成支援システムの構築" 電子情報通信学会総合大会論文集. (予定). (1998)

  • [文献書誌] 菅谷真行, 他: "コミュニケーションのための共有ホワイトボードの構築" 電子情報通信学会総合大会論文集. (予定). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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