• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

ディスクアレイのアレイ化による大規模2次記憶系の構築とその高次自己管理機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09558028
研究機関東京大学

研究代表者

喜連川 優  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40161509)

研究分担者 小田原 宏明  日立製作所, 中央研究所・プロセッサシステム研究部, 研究員
根本 利弘  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (20272510)
キーワードディスクアレイ / 実装方式 / 性能評価
研究概要

本研究では、小型のディスクアレイを一つのモジュールとし、複数モジュールを適当な相互結合網により接続することにより、すなわちディスクアレイのアレイ化により大規模な2次記憶システムを構築し、ディスクの高機能化による高性能大規模二次記憶方式について検討した。
昨年度は、我々の提案している仮想ストライピング、ホットブロッククラスタリング、ホットミラリングなどの新しいディスクアレイ記憶制御方式を基に詳細なディスクアレイシミュレータを作成した。又、ディスクアレイのアレイ化が必要とされるアプリケーションは極めて負荷の重いアプリケーションであり、TPC-Cのアクセストレースを取得し、これを用いて、性能推定を行った。
本年度はデータウエアハウスを対象とするTPC-DをORACLEの上で走行させ同様にトレースデータ取得し、超大規模データウェアハウスのアクセスローカリティの解析を詳細に行うとともに、各種インデクス、とりわけ最新のマルチカラムインデクス等メタデータの記憶管理について、データ属性に基づいて性能チューニングのためのディスク高機能化方式について検討した。アクセスプランを利用したブリフェッチ機構についても新しい方式を提案し、データウエアハウス応用のアクティビティを解析することにより、提案した方式の有効性を確認した。更に、シミュレータにより、当該アクセストレースを用い、ホストからのヒントを利用することにより大幅な性能向上が達成可能であることを明らかにした。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 稲見 聡,喜連川 優: "高機能ディスクにおけるアクセスプランを用いたプリフェッチ機構の一考察" 第10回データ工学ワークショップ論文集. (1999)

  • [文献書誌] 根本 利弘,迫 和彦,喜連川 優,高木 幹雄: "部分マイグレーション機構を有する三次記憶ファイルシステムPFSの8ミリテープアーカイブ装置への実装とその性能評価" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J81-D-I No.6. 747-754 (1998)

  • [文献書誌] 根本 利弘,喜連川 優: "スケーラブルテープアーカイバにおけるテープマイグレーションを用いた負荷分散手法とその性能評価" 電子情報通信学会論文誌. Vol.J82-D-I No.1. 53-69 (1999)

  • [文献書誌] 根本 利弘,喜連川 優: "衛星画像データベースのアクセス履歴を用いたホットレプリケーションの評価" 電子情報通信学会1998年情報・システムソサイエティ大会講演論文集. D-4-8 (1998)

  • [文献書誌] T.Nemoto,M.Kitsuregawa: "Scalable Tape Archiver for Satellite Image Database and its Performance Analysis with Access Logs-Hot Declustering and Hot Replication-" The 16th IEEE Symposium on Mass Storage Systems and the 7th NASA Goddard Space Flight Center Conference on Mass Storage. (1999)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi