研究課題/領域番号 |
09558044
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鈴木 久敏 筑波大学, 社会工学系, 教授 (10108219)
|
研究分担者 |
小倉 昇 東北大学, 経済学部, 教授 (10145352)
平瀬 チヅル 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (80241769)
久野 靖 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (00170019)
寺野 隆雄 筑波大学, 社会工学系, 教授 (20227523)
木村 雄偉 筑波大学, 社会工学系, 教授 (50205001)
|
キーワード | ビジネスゲーム / 経営シミュレーション / 企業情報システム / 高度職業人教育 / 教育ツール / モデリング / グループウェア / WWW環境 |
研究概要 |
本研究では,企業ビジネスに必要なコミニュケーション機能を選別し、企業実体を表す適切な情報の収集と表示の仕組みを設計し、統計やOR等の意思決定ツールとの組み合わせ、最適な経営判断を行えるような企業情報システムの設計・構築・運用するために必要となる理論と技術、実践的な知識・ノウハウを夜間大学院で学ぶ企業人学生に対して教育するツールとして、新たなビジネスゲームを開発することを目的にしている。本研究では、履修者が疑似体験を通してこれらの技術や知識を習得できる、ビジネス教育ツールとしてのビジネスゲームの効果を測定・検証しようとするものである。 本年度は、まず手持ちあるいは市販のグループウェアツールを収集・購入・調査し、それらのツールが用意している機能を分析することから始めた。これは、企業ビジネス(特に組立産業、素材産業、金融関係)で必要な共通のグループウェア機能を分析し、企業ビジネスを支援するグループウェアとして盛り込まれるべき機能を抽出することを目的としている。これと併行して、各大学等で使用されている既存のビジネスゲームについても調査を開始した。このため、研究分担者の寺野教授を海外に派遣するとともに、ローカス(株)取締役、藤森洋志氏と(株)富士通情報通信システムズ部長・白井宏明氏を講師として招き、数回の研究会を開催した。 他方、「一連の流れ」をシームレスに可能とするビジネスゲームソフトウェアを開発するために、研究分担者の久野助教授がWWW環境を実際に構築し、その上で藤森氏および白井氏の協力を得ながら、鈴木、吉澤、木村、小倉、西尾が上記の機能を組み込んだビジネスゲームのプロタイプを開発した。開発したプロタイプを研究者等が所属する筑波大学夜間大学院での授業「ビジネスゲーム」と「経営システム科学I」において実際に企業人学生に使わせ、必要なデータを収集した。
|