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1997 年度 実績報告書

災害救助隊のフォメーション、情報等を非災害地へ多段中継する新システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 09558051
研究機関東海大学

研究代表者

中島 功  東海大学, 医学部, 講師 (00183509)

研究分担者 浜本 直和  郵政省通信総合研究所, 宇宙通信部, 室長
加藤 洋隆  東海大学, 医学部, 助手 (50266425)
鶴見 豊彦  東海大学, 医学部, 助手 (60217396)
キーワードネットワーク トポロジー / 移動体衛星通信 / GPS衛星、 / パケット通信、 / 遠隔医療、 / 災害医療、
研究概要

本研究は、各端末がデーターの多段中継機能を有し、救助隊員の位置、被害者の状況を非災害地でコンピューター上に描くことが可能である。これらの情報は、インターネットを介していかなる場所からもアクセスすることが可能で、救助隊の柔軟な配置(ホ-メーション)、被害の効率より選択(トリア-ジ)に役立てることができる。災害時、野外に展開する医療チームの人的フォーメーションは、被害者の分布に伴い変化するため、医療チームの隊員をつなぐ通信ネットワークの形状(トポロジー)は、柔軟に変化しなければならない。このためパケット通信無線(伝送経路に誤りが発生しない様に宛先、誤り訂正を付加し、データを小包として送る通信、蓄積転送方式)のネットワークレア-情報を定時的に送り、データを多段中継する。
具体的には各端末はGPSを受信し、その位置データーをもとに、各端末がネットワークトポロジー:通信経路を自動的に把握し、各端末、低軌道衛星、あるいは静止衛星を経由して、非災害地に伝送する。非災害地では、静止衛星などを介して得られた情報をもとに各隊員の位置、被害者の程度、数が分かり、非災害地ではこれを鑑みて総合的に救助フォーメーションを組み立てる。
また操作性の工夫として、救助隊員の両手が自由に使えるように、音声認識、音声合成を巧みに利用し、マンマシーン インターフェースを取っている。具体的には、非災害地からのデーターは、一旦小型端末のCPUに蓄積され、メッセージを聞きたい時に音声合成で読み上げるという工夫である。また逆に現場からの短い情報を、音声デジタル変換し、多段中継で非災害地まで伝送する。ハンズフリーできわめて短いデータを非リアルタイム(待ち時間の概念:数分から十数分)で双方向で交換できる。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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