研究課題/領域番号 |
09558051
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
中島 功 東海大学, 医学部, 講師 (00183509)
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研究分担者 |
浜本 直和 郵政省通信総合研究所, 宇宙通信部, 室長
加藤 洋隆 東海大学, 医学部, 助手 (50266425)
鶴見 豊彦 東海大学, 医学部, 助手 (60217396)
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キーワード | ネットワークトポロシー / パケット通信 / 災害通信 / 海上投機ブイ / フォーメーション |
研究概要 |
本研究は、各端末がデーターの多段中継機能を有し、被害者の状況を非災害地でコンピューター上に描くことが可能とする。災害時、通信ネットワークの形状(トポロジー)は、柔軟に変化しなければならない。このためパケット通信無線(伝送経路に誤りが発生しない様に宛先、誤り訂正を付加し、データを小包として送る通信、蓄積転送方式)のネットワークレアー情報を定時的に送り、データを多段中継する。アルゴリズム:生物、ことに蟻(あり)の情報交換を参考に柔軟なネットワークトポロジ(NetworkTopology)を衛星パケットネットワーク(Paoket Network via Satellite)に応用した。これには次の条件を各端末が機能として搭載する必要で、.各端末が網を把握。.各端末がgetwayの機能。ネットワークトポロジーが変化しても通信経路を柔軟に対応。異体化:災害時、交換機のシャットダウンなどが起こり、通信(traffic)は、特定の地域に集中し、tarffic数は、カオス的に増加する。この解決策は、網の形状(ネットワークトポロジー)を各端末が認識し、かつ極力短いメッセージで、確実な通信路を選んで通信すること、つまり分散処理機能が各端末になくてはならない。具体的には各端末はGPSを受信し、その位置データーをもとに、各端末がネットワークトポロジー:通信経路を自動的に把握し、各端末、低軌道衛星、あるいは静止衛星を経由して、非災害地に伝送する。非災害地では、静止衛星などを介して得られた情報をもとに各ブイ、もしくは隊員の位置、被害者の程度、数が分かり、非災害地ではこれを鑑みて総合的に救助フォーメーションを組み立てる。 展望:災害通信のすべてをこれに置き換えようといのではなく、安全のための無線機、海上投機ブイ、災害初期に派遣される救助活動、災害医療活動の新たな情報手段とするものである。これまでまったく把握できなたった災害救助活動のフォーメーション、さらに被害者の分布が非災害地で把握でき、救命率を高めることができる。
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