研究課題/領域番号 |
09558062
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
遠山 潤志 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50023718)
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研究分担者 |
岡田 修身 日立製作所, 核融合加連器部, 研究職
吉田 善章 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80182765)
小川 雄一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (90144170)
宇山 忠男 姫路工業大学, 工学部, 教授 (00093378)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | ヘリコン波 / プラズマ源 / 球状トカマク / 高密度 / 入射器 / 高周波 / 燃料 |
研究概要 |
球状トカマクTST-M(Tokyo Spherical Tokamak)を使い、燃料入射の開発を行うことが研究目的である。以下の実験結果を得た。 1. 8MHz,10kWの高周波発振器を使い内部アンテナの励起実験では顕著な効果は見られなかった。 2. TST-M内部に3ターンのインダクションコイルを上下に設置した実験ではプラズマ生成に多大の効果がみられ、通常名の運転モードに取り入れられた。 3. 真空窓を介して、2.45GH、5kWの高周波を入れると、プラズマ放電時間が伸び、その有効性が確認された。 TST-Mにおけるインダクションコイル実験 球状トカマクTST-Mの真空容静内に上下それぞれ3ターンのコイル(以下インダクションコイルと呼ぶ。)を設置し、実験を行った。このコイルの設置目的は、1)インダクションコイルで予傭電離を行い、オーミックコイルのフラックススィングを稼ぐ。2)インダクションコイルのフラックススィングに依ってプラズマを加熱する。3)インダクションコイルをダイバータコイルとして使用し、ダイバータ配位を形成する。等である、ピーク電流値は、40kAから55kAに増大し、放電時間も6msに達している。インダクションコイルのない場合には、1msから2.5msまでは、逆向きにプラズマ電流が流れている。インダクションコイルに通電した場合、特にインダクションコイル近傍でも可視光が強く光っていることがわかる。このことから、インダクションコイルに通電するごとでコイルの周りにプラズマが形成されていることがわかる。
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