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1999 年度 実績報告書

レーザー誘起蛍光法による超高感度NO_x計の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09558066
研究機関東京大学

研究代表者

梶井 克純  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (40211156)

研究分担者 吉沢 仁  株式会社 藤井光学, 研究員
廣川 淳  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (20262115)
キーワードレーザー誘起蛍光法 / 窒素酸化物 / NO_x / 光子計数 / 光分解 / 化学発光法
研究概要

レーザー誘起蛍光法による窒素酸化物(NO2)の超高感度濃度測定装置の開発を行っている。装置の主要構成要素はレーザー光源、レーザー光揺らぎ補償ユニット、蛍光検出セル、レーザー誘起蛍光集光光学系、光子計数ユニット、排気系および全体の制御用パーソナルコンピュータである。これらの全てのユニットの最適化を行い更に、ダウンサイジングを行うことにより野外観測に絶え得るシステムを構築した。出来あがった装置を沖縄県辺戸岬の大気化学観測ステーションに持ち込み平成11年7月29日から8月14日まで他の化学成分と同じに測定を行った。また、装置の妥当性を調べるために光分解/化学発光法によるNO_xの同時観測も行った。その結果、両者の異なる測定原理に基づく方法が良い一致を示したことから、本装置は十分信頼性の高いものであることが示された。その後、更に励起レーザー光学系及びレーザー光強度の増大、大ノードゲートのタイミングの変更、蛍光セル内の圧力の最適化等の改良を行った結果、最終的に1分間の積算で2.7ppt/vのNO2を測定できる装置となった。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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