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1998 年度 実績報告書

ドロップエアロゾルゾンデによる対流圏下部のエアロゾル観測法:大型無人飛行機の環境計測への応用

研究課題

研究課題/領域番号 09558067
研究機関名古屋大学

研究代表者

岩坂 泰信  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (20022709)

研究分担者 長田 和雄  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (80252295)
松永 捷司  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (60022729)
柴田 隆  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (70167443)
キーワードパーティクルカウンター / エアロゾル計測ドロップゾンデ / ドロップゾンデ試験
研究概要

1998年3月に航空機観測を実施した。航空機の機外に、ドロップゾンデとして使用出来る形態にしたエアロゾルカウンターを取り付け、エアロゾルカウンターの性能検査を行なった。
航空機は、名古屋を離陸後ロシア経由でアメリカのポイントバローで給油。その後、北極点を通過しノルウェーのロングイヤビーンまで飛行する実験機を使用した。最高高度は12キロメートルで気温はマイナス70℃以下をしばしば観測した。測定器を機外で運用した時間は総計で25時間を超えた。
この間、カウンターの環境試験(気温の低下、圧力の低下にともなうポンプ系の作動状態の変化、光源や受光センサーの環境による変化、各部の温度等の検査)を行なうとともに計測されているサイズ-数エアロゾル密度が正しいものであるかどうかを検討した。解析の結果、本システムは正常に作動しているが、空気取り入れの際には充分の減速が得られていないことおよび取入口にいたるまでの導入部分の距離が長かったために粒径の大きな粒子の損失の可能性も生じた。ただし、この件については航空機に取り付けた状態での検査のために生じたものであり、ドロップゾンデとして使用する場合には支障がないと判断される。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Hayashiほか10名: "Size and number concentration of liquid PSCs" J.Meteorol.Soc.Japan. 76・4. 549-560 (1998)

  • [文献書誌] I.Moriほか4名: "Chemical characteristics of free tropospheric aerosols" Atmospheric Environment. 33・4. 601-609 (1998)

  • [文献書誌] Y.Iwasakaほか14名: "Atmospheric particles in the Asian-Pacific region" Global Environmental Research. 2・1. 47-55 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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