研究課題/領域番号 |
09558114
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
酒井 哲郎 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (40153845)
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研究分担者 |
神野 耕太郎 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (40025630)
佐藤 勝重 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80291342)
佐藤 容子 (MOMOSE Yoko) 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (70251501)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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キーワード | 心電活動 / 心筋代謝 / 光学的測定 / 膜電位感受性色素 / heart |
研究概要 |
心電活動と心筋代謝を光学的に計測するシステムを製作を目指して、電気系、光学系およびコンピュータシステムの設計・製作をおこなった。 計測システムの電気的部分については、心臓標本の活動電位に由来する光学的シグナルを多素子フォトダイオードアレイで検出し電気的シグナルに変換・増幅するためのオプトエレクトロニクスの部分については、現有の測定システムをもとに電子回路の適正化と改良(特にノイズの抑制)を進め、ハードウエア、ソフトウエアの両面からその性能向上のための開発をさらに進めた。これと併行して心筋の電気活動をより高精度で検出するための新たな膜電位感受性色素のデザイン`開発も進めた。一方、心筋代謝の光学的測定のためのCCDカメラシステムについて、光学系を含めたハードウエア、およびソフトウエアの両面からの開発・改良を進めた。さらに本研究で開発する計測システムを複数のコンピュータベースの測定システムからなるコンピュータネットワークにより接続された分散処理システムとして捉え、得られたデータを統合的にかつ高速に処理するため、最新のコンピュータネット技術の進歩を取り入れ、システム全体の構成を進めた。 さらに、本研究の計測システムをラット心房摘出標本を用いた実験的不整脈発現の実験に適用した結果、この実験系が興奮旋回性不整脈のin vitro実験モデルとしてきわめて有効であることが確認され、本研究の測定システムはこの分野の研究の展開に大きな力を発揮することが明らかとなった。
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