研究課題
^3HeによるMRI実用化の基礎となる、偏極^3Heの核子数の増大の為の研究を行った。^3He偏極率は、レーザー光のパワーと減偏極効果の大きさで決まっているが、減偏極を抑える希ガス容器の開発を中心に行った。サファイア結晶は結晶表面の洗浄性と耐薬品性により、洗浄な表面が実現できるため、サファイアの^3Heガス容器の製作を行った。^3Heガスを封入するには、容器をガラス製の真空装置に接合する必要があり、サファイア結晶とガラスの熔着しなければならない。今年度は、この熔着に成功した。容器を洗浄化するための高温真空ベ-クにも耐えられ、圧力は6気圧まで耐えられることが分かった。つぎの段階は、容器製造時に容器内面を洗浄に保ったままで、真空容器に取り付けられることである。これは、次年度の課題である。