研究課題/領域番号 |
09597001
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
谷口 直之 大阪大学, 医学部, 教授 (90002188)
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研究分担者 |
小川 智也 東京大学, 農学生命科学研究所, 教授 (30087572)
辻 崇一 理化学研究所, 国際フロンティアチー (90124677)
鈴木 明身 東京都臨床医学総合研究所, 部長 (70134533)
斎藤 政樹 北海道大学, 医学部, 教授 (60012762)
村松 喬 名古屋大学, 医学部, 教授 (00030891)
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キーワード | 糖鎖遺伝子 / シグナル伝達系 / 糖鎖生物学 / 糖鎖工学 / クローニング |
研究概要 |
糖鎖リモデリングと細胞コミュニケーションは特定領域研究(旧重点領域研究)として採択され、平成10年度より発足する。それに先立ちまず、平成9年12月8日に東京神田学士会館にて、本申請メンバーの村松、入村、辻、木全、古川鋼一、川嵜ほか20名の計画班員予定者を中心に本企画調査により、重点領域研究を実現させるための具体的な検討をおこなうための発足準備会をおこなった。参加人数は評価委員2名のほか、計画班員予定者20名が一堂に会し、これまでの研究経過、今後の研究の計画方法、具体的な実験方法について議論した。その結果、特定領域研究を編成する2班を中心に、第1班は、糖鎖遺伝子をin vitroおよびin vivoで導入し、その表現形を解析すること、また第2班は、糖鎖遺伝子およぴ糖鎖関連遺伝子をやはり細胞導入し、細胞間の情報伝達、シグナル伝達系への影響を中心に今後検討することとした。 一方、国際的な企画調査では、第2回の日仏グライコテクノロジーシンポジウムを3月8日から3月11日までフランスのリ-ル科学技術工科大学で開催し、谷口が日本側の主催者として、出席、本研究班員10名が出席し、意見の交換をおこない、今後の糖鎖生物学、糖鎖工学の問題点、方向性などについて、意見交換をおこない、大変有益であった。 とくに、本研究班員によりクローニングされた多くの糖鎖遺伝子が国際的にも研究の進展に多大な貢献をしていることがあきらかになった。また、フランスにおける糖鎖工学の分野における将来性と、今後の我々の研究班との共同研究の可能性について議論した。
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