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1999 年度 研究成果報告書概要

「出来事」を自然に処理する能力をもつ論理体系の構築とその哲学的応用

研究課題

研究課題/領域番号 09610004
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 哲学
研究機関東京工業大学

研究代表者

藁谷 敏晴  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (80136209)

研究期間 (年度) 1997 – 1999
キーワード不完全性 / 集合 / 定義 / Event / Name of Events / General sentence / Knowledge Representation / Ontology
研究概要

本研究は、出来事に関する国内外の研究の状況や結果を詳細に検討し、出来事を自然に表現し処理する論理言語体系として具体的に展開、構築した。また、構築された論理言語体系をもとに、出来事に関する推論体系の研究に対して本質的拡充となる、因果的命題を含む推論の分析をさらに進めた。
また、本研究の主たる成果は次の通りである。
1 標準的論理計算体系を拡張して「出来事」を扱える体系を構築した。この体系では「出来事」が自然に扱えるという点で、従来の論理体系よりも勝っていると主張できる。
2 構築された体系で特徴的な点は、それが通常はGoedel numberなどの数論等の外的deviceを必要としないように、「命題の名前」が構成できることである。それにより、真理述語が論理内部で定義できることが示された。
3 こうして構築された体系では「命題」に「単称命題」と「一般命題」が区別できることが示された。これにより「命題の内容と形式の 1-1 対応に関する問題」を解決するための一般的方法が確立された。

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公開日: 2002-03-26  

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