平成9度目は、『宗教年鑑』に記載された日本を代表する宗教法人に関して、法人規則の閲覧・収集を行った。 宗教団体がどのように「信者」を規定しているかを知るための一次文献として、教団の規則書や教団関係資料・教団関係文献を収集した。計画当初は、対象教団として日本を代表する、日本全国にかなりの教勢を有する教団とした。神道系では神社本庁、木曾御岳本教、石槌本教、出雲教、黒住教、出雲大社教、神道修成派、扶桑教、丸山教、瑞穂教、実行教、大本、神習教、御岳教、神理教、洗心教、金光教、世界心道教、心霊界教団、三五教など30教団。仏教系では、天台宗、天台寺門宗、天台真盛宗など天台宗系9教団、高野山真言宗、真言宗醍醐派、真言宗智山派、真言宗豊山派など21教団、浄土宗、浄土真宗本願寺派、真宗大谷派、時宗など浄土宗系11教団、臨済宗妙心寺派、臨済宗建長寺派、曹洞宗など禅系12教団、日蓮宗、日蓮正宗、本文仏立宗、法華宗など日蓮系14教団、奈良仏教系教団3教団、仏教系教団の合計70教団。キリスト教系では、カトリック中央協議会、日本ハリストス正教会教団の旧教系2教団、日本聖公会、日本基督教団、日本福音ル-テル教会など新教系20教団。総計120教団となった。 これらの教団に関して、法人規則の中に信者の定義があるかどうかを確認し、存在する場合にはその規定の一覧を作成した。
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